
ワードプレスのインストールはできたけど、その後は何をしたらいいんだろう…?
ワードプレスでホームページを作る際「作り出す前にやっておくべき初期設定」があります。
SEO対策やセキュリティ対策にもつながる大事な設定もあるので、ワードプレスをインストールしたら必ず行いましょう。
この記事では、設定の中でも「必須」の設定をご紹介します。
- ワードプレスの初期設定ができる
- SEO対策「サイト表示速度の対策」ができる
- セキュリティ対策ができる
ワードプレスの初期設定①:メディア設定
ここではメディア設定の解説をします。


画像サイズとファイルアップロード


画像サイズの数値をすべて「0」にします。
ファイルアップロードのチェックを外します。
すべての設定のmedium_large_size_w


以下のURLへアクセスします。
ワードプレスの管理画面からはアクセスできず、直接URLを検索することでアクセスできる設定画面です。
「medium_large_size_w」の項目の値を、「768」→「0」に変更し、設定を保存します。
メディア設定の変更はサイト表示速度に影響する
メディア設定を変更することで、SEO対策(サイト表示速度の高速化)にもつながります。
ワードプレスのデフォルトのメディア設定では、画像を1枚アップロードすると、サイズ違いの画像ファイルが複数生成されます。


例)画像1枚(7372px × 4392pxサイズ)をアップロードすると上写真のとおり、7枚の画像が自動生成されます。


生成されたサイズ違いの画像は、ページに挿入した画像の「解像度」で利用されます。



しかし、これまでワードプレスで50サイト以上制作してきましたが、この「解像度」で画像サイズを選んだことはありません。
メディア設定の画像サイズはすべて「0」にしておきましょう。
ワードプレスの初期設定②:サイトアイコンの設定
ここでは「サイトアイコン」の設定を解説します。


ワードプレスをインストールした段階では、サイトアイコン(ファビコン)は設定されていません。


サイトアイコンを選択をクリックします。


メディアライブラリからサイトアイコンにしたい画像を選択し、画面右下の「サイトアイコンとして設定」をクリックします。


設定した画像がブラウザのタブに反映されます。



サイトアイコン(ファビコン)はサイトの顔とも言えるので、できる限り設定しましょう。
ワードプレスの初期設定③:更新情報サービスの停止
ここでは投稿設定の更新情報サービスの停止について解説します。


デフォルトでは更新情報サービス欄に「http://rpc.pingomatic.com」が入力されています。


更新情報サービスに記載されている「http://rpc.pingomatic.com」を消し、「変更を保存」します。
rpc.pingomatic.comは、新たに投稿したという情報を、他の検索エンジンなどに自動的に通知するサービスのことです。



投稿したページのINDEXを促進する効果が多少あるようですが、スパム扱いされるリスクもあるため、消しておくのが無難です。
ワードプレスの初期設定④:フィードの各投稿に含める内容を抜粋で設定
ここでは表示設定の「フィードの各投稿に含める内容」について解説します。


フィードの各投稿に含める内容は、デフォルトでは「全文を表示」に設定されています。


フィードの各投稿に含める内容を、「抜粋」に変更します。
「変更を保存」します。
ワードプレスの初期設定⑤:パーマリンク設定
ここではパーマリンクの設定について解説します。


デフォルトでは「日付と投稿名」が選択されています。


パーマリンク構造を「投稿名」に変更します。
投稿名に変更することで、
- ユーザーがページの内容を把握しやすくなる
- 検索エンジンがページの内容を把握しやすくなる
という2つの効果があります。
ワードプレスの初期設定⑥:不要テーマの削除
ここでは利用しないテーマの削除について解説します。


テーマにはデフォルトで4つのテーマがインストールされています。
- Twenty Twenty-Five(有効)
- Twenty Twenty-Four
- Twenty Twenty-Three
- Twenty Twenty-Two
テーマを削除


削除するテーマを選択し、「削除」をクリックしていきます。
テーマは予備を1つ残しておく


万が一、使用している(有効化している)テーマに不具合が起きてしまった場合のために、予備のテーマは1つだけ残しておきましょう。
ワードプレスの初期設定⑦:不要プラグインの削除
ここでは不要なプラグインの削除について解説します。


「プラグイン」左にあるチェックボックスにチェックを入れます。
プルダウンリストから「削除」を選び、「適用」をクリックします。
エックスサーバーで簡単インストールをすると、デフォルトで3つのプラグインがインストールされています。
- Akismet Anti-spam:Spam Protection
- Hello Dolly
- TypeSquare Webfonts for エックスサーバー



ホームページ作成ではすべて使用しないプラグインなので、削除しましょう。
ワードプレスの初期設定⑧:ニックネームの変更
ここではプロフィールの「ニックネームの変更」について解説します。


「ニックネーム(必須)」に、ユーザー名とは別の名前を入力します。
「ブログ上の表示名」のプルダウンリストから、ニックネームに入力した名前を選択します。
ニックネームの設定は、不正ログイン予防になります。
「ニックネーム(必須)」と「ブログ上の表示名」は、「ユーザー名」がデフォルトです。


ユーザー名はワードプレスにログイン時に必要になる情報のため、サイト上に公開してしまうと「不正ログイン」のリスクを高めてしまいます。
必ずニックネームを設定するようにしましょう。
まとめ
ここまでワードプレスの初期設定について解説してきました。
ワードプレスインストール後にやっておくべき初期設定は…
- メディア設定
- サイトアイコン設定
- 更新情報サービスの停止
- フィードの各投稿に含める内容を抜粋で設定
- パーマリンク設定
- 不要なテーマの削除
- 不要なプラグインの削除
- ニックネームの変更
以上の8つです。
SEOに効果のある設定
これまで紹介した初期設定の中で、SEO対策となる設定は次の4つです。
- メディア設定…サイトの高速化
- サイトアイコン設定…サイトの信頼性(ユーザー目線)
- 更新情報サービスの停止…スパム認定の回避
- パーマリンク設定…検索エンジンへ正しい情報の提供



SEOに高い効果があるわけではありませんが、設定も簡単なので実施しておきましょう。
セキュリティ対策に効果のある設定
これまで紹介した初期設定の中で、セキュリティ対策となる設定は次の4つです。
- フィードの各投稿に含める内容を抜粋で設定…サイト情報の漏洩防止
- 不要なテーマの削除…ハッキングの防止
- 不要なプラグインの削除…ハッキングの防止
- ニックネームの変更…不正ログインの防止



ワードプレスは利用者も多いため狙われやすいツールです。セキュリティ対策はしっかり行いましょう。